“羽翥”の読み方と例文
読み方割合
はばたき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲霧自然おのづと消え行けば、岩角の苔、樹の姿、ありしに変らでまなこに遮るものもなく、たゞ冬の日の暮れやすく彼方の峯にはやりて、梟の羽翥はばたきし初め、空やゝ暗くなりしばかりなり。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)