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羽交
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はが
ふりがな文庫
“
羽交
(
はが
)” の例文
「もうよせよ、あにい」金太がうしろから、栄二を
羽交
(
はが
)
い絞めにして引きはなした、「頼むからよしてくんな、おめえ小頭を殺しちまうぜ」
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
羽交
(
はが
)
ひ
締
(
じめ
)
にしたまゝ、欄干から引き
剥
(
はが
)
さうとしましたが、この身投男は思ひの外の剛力で、容易に八五郎の手に了へません。
銭形平次捕物控:183 盗まれた十手
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そして、
羽交
(
はが
)
いじめに抱いたまま、その顔をのぞき込むと、自分の
掌
(
て
)
と、痩せこけた娘の顎の間から、絹糸のような血がタラタラと垂れたので
雲霧閻魔帳
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
佐吉はおしのを
羽交
(
はが
)
いじめにした。うしろから羽交いじめにし、荒い息をしながら、頬へ頬をすりつけた。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「もとよりのこと」と男は、彼のからだを後ろから
羽交
(
はが
)
い締めにしたまま
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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と、おどりかかって、もがき闘う美しい鳥を、
羽交
(
はが
)
い締めにしながら
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
吉次は、地を蹴って観音堂の縁へとび上がったが、すぐ飛び下りて、光厳のうしろから
羽交
(
はが
)
い締めに抱きすくめ、なお、死力を尽くしてもがき抜く光厳の耳元へ、蚊が啼くような小さい声で云った。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
交
常用漢字
小2
部首:⼇
6画
“羽交”で始まる語句
羽交締
羽交責