群雄ぐんゆう)” の例文
道はなるべくけんにし、河は必要のほかこれにけず、どこにも彼処かしこにも関所をおいて、深く守っているのが、国々、群雄ぐんゆう割拠かっきょすがただった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
果てしない国内の騒乱と、群雄ぐんゆう割拠かっきょは、果てしない民衆の塗炭とたんである。万民の苦しみは、一天の大君の御悩おんなやみであることはまたいうまでもない。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)