“ぐんゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
群雄50.0%
群游25.0%
郡邑25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
果てしない国内の騒乱と、群雄ぐんゆう割拠かっきょは、果てしない民衆の塗炭とたんである。万民の苦しみは、一天の大君の御悩おんなやみであることはまたいうまでもない。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この沿岸は、ラッコの棲息地せいそくちとして名高いし、また洋上には、オットセイが、おびただしく群游ぐんゆうする。白人の密猟者にとっては、千島第一の猟場なのだ。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
むかし湖南こなんの何とやら郡邑ぐんゆうに、魚容という名の貧書生がいた。どういうわけか、昔から書生は貧という事にきまっているようである。
竹青 (新字新仮名) / 太宰治(著)