羔羊こひつじ)” の例文
家ごとに羔羊こひつじを屠ってその血を門口の柱と鴨居かもいとに塗り、火にいてあまさず食い、またたね入れぬパンに苦菜にがなをそえて食うべきことを命ぜられた。
ヨハネはイエスがバプテスマを受けるため、己がもとに来るを見て、「これぞ世の罪を除く神の羔羊こひつじ」と言った。
キリスト教入門 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
やがて過越すぎこしの祭の第一日、過越の羔羊こひつじほふるべき日が来た。これを食すべき場所は、エルサレムに限られていた。
キリスト教入門 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
しかし彼が単にすぐれた道徳もしくは信仰の教師たるに止らず、人の罪を赦し、永遠の生命を与うる救主であるためには、「世の罪を負う神の羔羊こひつじ」としてこのような死を遂げ
キリスト教入門 (新字新仮名) / 矢内原忠雄(著)
いよいよ除酵祭の初めの日、すなわち過越すぎこし羔羊こひつじほふるべき日となりました。
屠場にひかるる羔羊こひつじのごとく