美三昧びざんまい)” の例文
そうしてかかる道に入って、生活を美三昧びざんまいに深めたこと。私が初代の茶祖を目して工藝美に関する偉大な先覚者と名のることになんの不可思議があろうか。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
あの初代の大茶人たちはその美を静かに見、深く見、そこに美三昧びざんまいを感じた。彼らは何が美を形造る秘密であるかを探った。彼らは「七つの見処みどころ」をさえそこに数え挙げた。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)