纏流てんりゅう)” の例文
峯はいつまで経っても憂愁の纏流てんりゅうから免れ得ないようである。それを見ている翁は、心中それほどの苦悩もないのだが、眼だけでも峯の愁いに義理を感じて、憂げに伏せてはまた開くのであった。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)