“纏流”の読み方と例文
読み方割合
てんりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
峯はいつまで経っても憂愁の纏流てんりゅうから免れ得ないようである。それを見ている翁は、心中それほどの苦悩もないのだが、眼だけでも峯の愁いに義理を感じて、憂げに伏せてはまた開くのであった。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)