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繃帯
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はうたい
ふりがな文庫
“
繃帯
(
はうたい
)” の例文
旧字:
繃帶
けれども奇体なことは、
此
(
こ
)
の町に
繃帯
(
はうたい
)
をしてゐる人も、きれで顔を押へてゐる人も、又実際に顔や手が赤くはれてゐる人も一人も見あたらないことでした。
毒蛾
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そこへ私より一足遅れて権八が一人の仲間に
伴
(
つ
)
れられて頭を
手拭
(
てぬぐひ
)
で
繃帯
(
はうたい
)
しながら帰つて来た。かみさんはそれを見ると
忽
(
たちま
)
ち色を変へて狂気のやうになつた。
ある職工の手記
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
いろいろな羽虫が本当にその火の中に飛んで行くのも私は見ました。また、
繃帯
(
はうたい
)
をしたり、きれを顔にあてたりしながら、まちの人たちが火をたいてゐるのも見ました。
毒蛾
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
なるほど、さう云って出て行く給仕を見ますと、首にまるで石の
環
(
わ
)
をはめたやうな厚い
繃帯
(
はうたい
)
をして、顔もだいぶはれてゐましたからきっと、その毒蛾に
噛
(
か
)
まれたんだと、私は思ひました。
毒蛾
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“繃帯(
包帯
)”の解説
包帯(ほうたい、en: bandage)は、傷や出血などの箇所に、包帯での圧迫によって出血を止めたり、吸水性の高い綿で血や膿などを吸収させたり、あるいは清潔を保つために当てる保護ガーゼを固定するガーゼ生地の布である。繃帯(繃は、つかねる、まく、つつむの意)とも表記される(そもそも「繃帯」は bandage の音訳)。
(出典:Wikipedia)
繃
漢検1級
部首:⽷
17画
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
“繃帯”で始まる語句
繃帯巻