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縹色
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はないろ
ふりがな文庫
“
縹色
(
はないろ
)” の例文
縹色
(
はないろ
)
の新しい
直衣
(
のうし
)
を着た若い
公家
(
くげ
)
が春風に酔いを醒ませているらしく、水にただよう花の影をみおろしながら
汀
(
みぎわ
)
の白い石の上に立っていると、うしろからそっと声をかけた者があった。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この
明
(
あかり
)
で、白い襟、烏帽子の
紐
(
ひも
)
の
縹色
(
はないろ
)
なのがほのかに見える。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“縹色(
縹
)”の解説
縹(はなだ)もしくは縹色(花田色、はなだいろ)とは、明度が高い薄青色のこと。後漢時代の辞典によると「縹」は「漂」(薄青色)と同義であるとある。花色、月草色、千草色、露草色などの別名があり、これら全てがツユクサを表している(ただし千草色(千種色)という別の色も存在する)。とくに露草色(月草色、千草色)および花色については後述する。
(出典:Wikipedia)
縹
漢検1級
部首:⽷
17画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“縹色”で始まる語句
縹色絹
縹色繻子