“縄筵”の読み方と例文
読み方割合
なわむしろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表の入口の縄筵なわむしろからのぞくと、やはり人影はひとつも見えなかった。沖から風が吹き、黒い雲がしだいに近づいて来る。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
小屋の入口には縄筵なわむしろがぶら下っている。それを排して内に入ると、六畳ぐらいの板の間があり、あとは土間になっていた。土間というより砂地に近く、こいしや貝殻などが散らばっている。
幻化 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)