“総攬”の読み方と例文
読み方割合
そうらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天照大神あまてらすおおみかみがそうである。崇神すじん天皇がそうである。邪馬台やまたい卑弥呼ひみこもそうである。かくて国家の統一は「祭事の総攬そうらん」において遂げられた。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そのため、博多には、一色ノ禅門範氏のりうじをおいて、それらの運びを総攬そうらんさせ、また託磨之親たくまゆきちかを、わき役として、師直から出す執事令しつじれいをぬかりなく進めることにつとめさせた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我が国に於ては、天皇が統治権を総攬そうらんせらるることに対し異存ある者は一人もないのである。皇室を尊ぶこと神の如き我が国に於て、何を苦しんで帝政党を組織するの必要あらんや。
選挙人に与う (新字新仮名) / 大隈重信(著)