緋羅紗ひラシャ)” の例文
わたしは又布地の厚い天幕をくぐって場内へはいったときに、れいの緋羅紗ひラシャの服でかっきりからだを固めた騎馬の女が、くるくる、火の輪をめぐらし、むちの音が花火のように輝き音がしていた。
ヒッポドロム (新字新仮名) / 室生犀星(著)