絽刺ろざ)” の例文
信子は気のない返事をしながら、夫の襟飾の絽刺ろざしをしてゐた。すると夫は意外な位執拗に、「その襟飾にしてもさ、買ふ方がかへつて安くつくぢやないか。」
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)