絹莢きぬさや)” の例文
閑子の自慢の大きな絹莢きぬさやえんどうなのだ。その種は閑子が郷里の畑でとったものだった。野村の家とわけて蒔いたそのえんどうに、閑子は竹を立てて棚をつくってやっていた。
妻の座 (新字新仮名) / 壺井栄(著)