絶縁ぜつえん)” の例文
「はあ、持って来たことには来たんですけれど、駄目なんです。ゆうべ、ボートの中が水浸みずびたしになって、絶縁ぜつえんがすっかり駄目になりました。はなはだ残念です」
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかしオールソ族だけは、地底にあったがゆえに、この大殺戮だいさつりくからのがれたのである。そして、かれらの地底生活が始まった。かれらは文明的に、われらの世界から完全に絶縁ぜつえんされるにいたった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
だが、この細長いちまたの無人島は、完全に人間界を絶縁ぜつえんされてあった。
見えざる敵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そればかりか人智じんちのレベルは、さっぱり向上しなかった。なぜ昔の人間は、そこに気がつかなかったんだろう。人為じんい的に人体改造進化を行う事によって病気と絶縁ぜつえんする。それから人智を高度にあげる。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)