“大殺戮”の読み方と例文
読み方割合
だいさつりく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに蛮軍の大将沙摩柯しゃまかの勇猛さはまるで悪鬼か羅刹らせつのようだったので、ほとんど、生き残る者もないほどな大殺戮だいさつりくに会ってしまった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大殺戮だいさつりく大乱費だいらんぴとのおこなわれる前に、われわれは理解しあわなければなりません。そのためには、メリー号を一時間もはやく海上へもどすことがいいのです
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
全山の焼討ちと、僧俗すべての大殺戮だいさつりくが無言の答えとして敢行された。この世ながらの地獄が半夜のうちに天飈てんぴょうのごとく全山をつつんだ。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)