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素破拔
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すつぱぬ
ふりがな文庫
“
素破拔
(
すつぱぬ
)” の例文
新字:
素破抜
お藤に
素破拔
(
すつぱぬ
)
かれると、萬次郎はそれに抗らふ氣力もなく、がつくり首を落して、平次の前に二つ三つお辭儀をしました。
銭形平次捕物控:048 お藤は解く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そんなら俺も
彼奴
(
あいつ
)
の事を
素破拔
(
すつぱぬ
)
いてやらう、と氣が立つて來て、卑怯な奴等だ、何も然う
狐鼠狐鼠
(
こそこそ
)
相談せずと、退社しろなら退社しろと
瞭
(
はつき
)
り云つたら可いぢやないか、と
自暴糞
(
やけくそ
)
な考へを起したが
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
平次の
素破拔
(
すつぱぬ
)
きは、無造作で無技巧で、何んの氣取りもありませんが、それを聽いたガラツ八の驚きは大變でした。
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
文治に對して好意を持ち過ぎてゐるので『三崎に育つた漁師の子』とは
素破拔
(
すつぱぬ
)
き兼ねた樣子です。
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お若は妙なところで、主人六右衞門の口やかましさを
素破拔
(
すつぱぬ
)
きます。
銭形平次捕物控:176 一番札
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
この
素破拔
(
すつぱぬ
)
きには、聽いてゐるガラツ八の方が驚きました。
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
拔
部首:⼿
8画
“素破”で始まる語句
素破
素破抜
素破事