紅炉上こうろじょう)” の例文
少々ばつは悪かったようなものの昨夜ゆうべの心配は紅炉上こうろじょうの雪と消えて、余が前途には柳、桜の春がむらがるばかり嬉しい。神楽坂かぐらざかまで来て床屋へ這入る。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)