紅指べにゆび)” の例文
真白な小さいそれ自身が花であるやうな美しい彼女の手の紅指べにゆびにルビーの指環ゆびわは、あまりに幸福に輝いてゐた。青い空を背景に、彼女はあを向けに手を胸の上に上げて、幸福に輝く指環をぬいた。
青白き夢 (新字旧仮名) / 素木しづ(著)