粟粒ぞくりゅう)” の例文
儂はこれを思うごとに苦悶懊悩おうのうの余り、しば数行すこう血涙けつるい滾々こんこんたるを覚え、寒からざるに、はだえ粟粒ぞくりゅうを覚ゆる事数〻しばしばなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
粟粒ぞくりゅう結核菌が大脳を冒して残酷な疼痛とうつうを起した時、看護していた奥さんがお子さんの事について何か相談されると
婦人改造の基礎的考察 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
粟粒ぞくりゅうするひろしまの灯
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)