“籌(はか)” の例文
ここを推せばそこに襞襀(ひずみ)が出る、あすこを立てればここに無理があると、まあ我の知恵分別ありたけ尽して我のためばかり籌(はか)るではなく云うたことを
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
而して我と彼とを比較して勝敗利鈍の數を籌(はか)らうとするところから其の術を生じたのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
彼点(あすこ)を立てれば此点(こゝ)に無理があると、まあ我の智慧分別ありたけ尽して我の為ばかり籌(はか)るでは無く云ふたことを、無下(むげ)に云ひ消されたが忌〻しくて忌〻しくて随分堪忍(がまん)も仕かねたが
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)