筍藪たけのこやぶ)” の例文
斯く二句を作り侍りしが、鴬は筍藪たけのこやぶといひて老若らうにやくの余情もいみじくこもり侍らん。蚕は熟語をしらぬ人は心のはこびをえこそ聞くまじけれ。是はむしろの一字を入れて家に飼ひたるさまあらんとなり。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)