等覚寺とうかくじ)” の例文
ある時二人は城下はずれ等覚寺とうかくじという寺へ親の使に行った。これは藩主の菩提寺ぼだいじで、そこにいる楚水そすいという坊さんが、二人の親とは昵近じっこんなので、用の手紙を、この楚水さんに渡しに行ったのである。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)