“竹橋”の読み方と例文
読み方割合
たけばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父は表へ見に出たが、やがて帰って来て、「なんでも竹橋たけばし内で騒動が起きたらしい。時どきに流れだまが飛んで来るから戸を閉めて置け。」
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
半蔵御門はんぞうごもん這入はいって吹上御苑ふきあげぎょえんの裏手なる老松ろうしょう鬱々たる代官町だいかんちょうとおりをばやがて片側に二の丸三の丸の高い石垣と深い堀とを望みながら竹橋たけばしを渡って平川口ひらかわぐち御城門ごじょうもん
続いて鳥羽辺が五月朔日ついたちからの大洪水であった、などという事で、其の年の六月十一日にはお竹橋たけばしらいが落ちて火事が出ました、などと云う余り良い事はございません。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)