竹如意ちくにょい)” の例文
貸本屋へしけ込むのは、道士逸人いつじん、どれも膏切あぶらぎった髑髏しゃれこうべと、竹如意ちくにょいなんだよ——「ちとお慰みにごらん遊ばせ。」——などとお時の声色をそのまま、手や肩へ貸本ぐるみしなだれかかる。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
処へ、竹如意ちくにょいと、白髑髏である。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)