“童女(わらべ)” の例文
四絃(しげん)のひびきがすると、端居(はしい)していた侍たちだの、次の間にいた童女(わらべ)や召使までが、席へ近くにじり寄って皆耳をすましていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
童女(わらべ)たちは、柳裏の五(いつ)つ衣(ぎぬ)を着た彼女のうしろに侍(はべ)っていいつけられる用事を待っていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さらになお、耳をすますと、その奏(かな)でのうちに、やさしい童女(わらべ)たちの唱歌が聞き取れる。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「童女(わらべ)、童女、傘をさして賜(た)も」風がすぎると、もうぱらぱらと雨がこぼれてきた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)