トップ
>
突慳貪
>
つつけんどん
ふりがな文庫
“
突慳貪
(
つつけんどん
)” の例文
と船頭の武助さんは、
突慳貪
(
つつけんどん
)
にいつた。武助さんは、自分の思つてゐることを、一言いつてやれなかつたので、腹が立つてゐたのである。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
お富の返事は
突慳貪
(
つつけんどん
)
だつた。が、ふと何か思ひついたやうに、新公の顔を見上げると、真面目にこんな事を尋ね出した。
お富の貞操
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
いちいち
口喧
(
くちやかま
)
しく吟味し、自分でききざけしてから出すといつた風であつた、気にいらない客は
突慳貪
(
つつけんどん
)
に追ひ立てを食はせ、買ひ出しに行つても思ふやうなねたが手に入らないと
一の酉
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
と、妹は自身の膝を揃へながら、
突慳貪
(
つつけんどん
)
に姉にいふ。
姉妹
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
彼は思はず、
突慳貪
(
つつけんどん
)
に訊ねた。
双面神
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
▼ もっと見る
杜子春は不平さうな顔をしながら、
突慳貪
(
つつけんどん
)
にかう言ひました。
杜子春
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
慳
漢検1級
部首:⼼
14画
貪
常用漢字
中学
部首:⾙
11画
“突慳”で始まる語句
突慳
突慳貧