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穿違
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はきちが
ふりがな文庫
“
穿違
(
はきちが
)” の例文
女は狡猾な鳩のやうなもので、男がうつかり
掌面
(
てのひら
)
を
弛
(
ゆる
)
めると、直ぐぱた/\と飛び出す。そしてそれを男の油断からだとは思はないで、自分に羽があるからだと
穿違
(
はきちが
)
へる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
と叫んで、そつと司会者に訊くと、弁士が弔演説をしてゐる男は、今は課長に昇進して、亡くなつた男がその
後釜
(
あとがま
)
に
据
(
すわ
)
つてゐたのを雄弁家がつい早飲込みにその男だと
穿違
(
はきちが
)
へて
了
(
しま
)
つたのだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
穿
漢検準1級
部首:⽳
9画
違
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“穿”で始まる語句
穿
穿鑿
穿物
穿索
穿孔
穿替
穿孔機
穿山甲
穿下
穿当