空転からまわり)” の例文
旧字:空轉
目を見開いて僕の顔を認めると、忽ち博士は闘志満々として拳を振り振り立ち上つたが、よろめき乍ら敢なく空気を蹴飛ばして三回ばかり空転からまわりののち、ギュッと再びのびてしまつた。
霓博士の廃頽 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)