“からまわり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空回転50.0%
空転50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうです丁度時計が二時を打ち終ったときですが、それと同一人らしい見慣れない男が、この家を叩戸ノックして、自動車が泥に空回転からまわりして動けなくて困っている。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
目を見開いて僕の顔を認めると、忽ち博士は闘志満々として拳を振り振り立ち上つたが、よろめき乍ら敢なく空気を蹴飛ばして三回ばかり空転からまわりののち、ギュッと再びのびてしまつた。
霓博士の廃頽 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)