“からまわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空廻66.7%
空転16.7%
空轉16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は忠実なる同志の方に振り向こうともせず、無言のまま、寝椅子の上に腰を下した。五分か、十分か、それとも一時間か、時間は意識の歯車の上をはずれて、空廻からまわりをした。
人造人間殺害事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その考える力を輾転反側の動力として空転からまわりさせないで、考える力をあつめて、生涯を貫く一つの何かの力として身につけなければ意味ないと思う。
若い娘の倫理 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
くうなことからさらに一そう空なことへと空轉からまわりをしながら、まだまだ長いこと、これに類した事柄のうえにさまよっていた。