空拳こぶし)” の例文
彼は両手をひろげて空拳こぶしを振り上げ、さながら無形の蛇矛を握っているような体裁で、八一ねえさんに向って幾歩か突進した。「お前は彼に抵抗することが出来るか」
風波 (新字新仮名) / 魯迅(著)