“空怨”の読み方と例文
読み方割合
そらうら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五月中から雨がなく、田はワレて、田植えもできない地方やら、立ち枯れの苗が諸所に見られ、空怨そらうらめしげな農家の声を、つんぼのように、今日の空も、雲さえ見せていなかった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)