稼収かおさまって)” の例文
稼収かおさまって平野濶へいやひろし」晩稲も苅られて、田圃たんぼも一望ガランとして居る。畑の桑は一株ずつもとどりわれる。一束ずつ奇麗に結わえた新藁しんわらは、風よけがわりにずらりと家の周囲まわりにかけられる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)