“稲茎”のいろいろな読み方と例文
旧字:稻莖
読み方割合
いなぐき50.0%
いなくき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬の田よしきり光れど日のうちもおほにかぐろくさむき稲茎いなぐき
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
冬の田に月の光の来るとき稲茎いなぐきは見ゆさざら薄氷うすらひ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
抜穂という言葉はもう使わぬ土地でも、かねて田にあるうちに丈夫な稲茎いなくきを見立てておいて、それから種を取ろうとする念慮は、口に出さないでもみな持っている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)