“私慕(しぼ)” の例文
獄中の拝謁をえてから後(のち)十日あまりを、道誉は懸命な“蔭の働き”につくしていた。帝のおたのみ事の実現をみるまでは、自分の私恋(しれん)私慕(しぼ)も打ち捨てている姿だった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)