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私娼
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じごく
ふりがな文庫
“
私娼
(
じごく
)” の例文
今こそ
私娼
(
じごく
)
でおちぶれてはいるが、昔は吉原の
花魁
(
おいらん
)
だ、腐っても鯛、上玉だ。こいつを今夜から締めることが出来る。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
お吉も自分が
私娼
(
じごく
)
であり、悪侍臼杵九十郎の、妾であったということなど、明かす苦痛に堪えられなかった。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
里見家の旧家臣里見一刀(今は桑名の網元の
水夫
(
かこ
)
)、吉田家の浪人仙石定邦(今は車町の
私娼
(
じごく
)
宿の
主人
(
あるじ
)
)
十二神貝十郎手柄話
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「ああそれではあの
私娼
(
じごく
)
か!」山県紋也は思い出した。いかさまそういう女があった。が、紋也には合点がいかなかった。
年齢
(
とし
)
とそうして風貌との相違が、著るしいがためであった。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
(悪い女ではなかったっけ。……俺には随分つくしてくれたものだ。……
私娼
(
じごく
)
にまでも身を落として。……それだのに俺は愛想づかしをいって。……帰って来てくれ! お吉お吉!)
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
しかし、その女は三十五、六で、
風采
(
なり
)
もいやらしく容貌も醜く、態度も
荒
(
すさ
)
んで
淫蕩
(
いんとう
)
で、あなたとは似ても似つかないような、そういう女でありましたよ。たしか
私娼
(
じごく
)
でありましたはずで
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「数あるあなたの商売の中には
私娼
(
じごく
)
という商売もありますので」
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“私娼”の意味
《名詞》
私娼(ししょう)
公的な許可を得ずに内密に売春を行う女性。
(出典:Wiktionary)
“私娼”の解説
私娼(ししょう)は、娼婦のうち公に営業の許可を与えられたに対し、公の営業許可を与えられていない者をいう。
(出典:Wikipedia)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
娼
漢検準1級
部首:⼥
11画
“私娼”で始まる語句
私娼窟
私娼保護
私娼媒介