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私娼窟
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ししょうくつ
ふりがな文庫
“
私娼窟
(
ししょうくつ
)” の例文
たった一度——というのは、すこし説明を要するが、この半平は元来、貞操堅固の男だったのを友人達が引っ張り出して、東都名物の
私娼窟
(
ししょうくつ
)
玉
(
たま
)
の
井
(
い
)
へ連れていったのだった。
幸運の黒子
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その小窓は照子の坐っていた小窓を思わせるが、留置場と
私娼窟
(
ししょうくつ
)
とではずいぶんちがう。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
女たちは無論戯れとは知りながら、少し心配したように
斉
(
ひと
)
しくその
後姿
(
うしろすがた
)
を見送ったが、瑠璃子はもともと梳子の時分ないない
私娼窟
(
ししょうくつ
)
に出没して君江とも一、二度言葉を交えた間柄。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そこの
私娼窟
(
ししょうくつ
)
にせっせと
交
(
かよ
)
っているという
噂
(
うわさ
)
を聞いた。
腐った蜉蝣
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
私娼窟
(
ししょうくつ
)
ならできるかもしれないがと、やり手は言った。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
“私娼窟”の意味
《名詞》
私娼が多くいる場所や地域。
(出典:Wiktionary)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
娼
漢検準1級
部首:⼥
11画
窟
常用漢字
中学
部首:⽳
13画
“私娼”で始まる語句
私娼
私娼保護
私娼媒介