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祭文語
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さいもんがた
ふりがな文庫
“
祭文語
(
さいもんがた
)” の例文
道庵と、米友が、善光寺の仁王門を出でて札場のところまで来ると、そこで
祭文語
(
さいもんがた
)
りが、参詣の善男善女の足を引きとめている。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
灰屋
(
はいや
)
、
夜
(
よ
)
かご、
祭文語
(
さいもんがた
)
り、屑拾い、傘張り、夜鳴きうどんなど、もっとも貧しい人達がこのトンネル長屋にあつまって、いつもその狭い路地には、
溝泥
(
どぶどろ
)
の臭気と
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
聲が
祭文語
(
さいもんがた
)
りのやうに錆びてゐたのと、足の惡いのは直ぐわかつたが、庭に飛降りた筈の曲者は、直ぐ姿を消してしまつて、多勢で搜したが、何處へ隱れたかわからなかつた。
銭形平次捕物控:148 彦徳の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
声が
祭文語
(
さいもんがた
)
りのように錆びていたのと、足の悪いのはすぐわかったが、庭に飛降りたはずの曲者は、すぐ姿を消してしまって、多勢で捜したが、どこへ隠れたかわからなかった。
銭形平次捕物控:148 彦徳の面
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
悪い
洒落
(
しゃれ
)
だ……と米友も
呆
(
あき
)
れましたが、これというのも、あの
祭文語
(
さいもんがた
)
りを聞いて昂奮したせいだろう。祭文が無暗に武勇伝を語って聞かせるのも考えものだと、米友が思いました。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
祭
常用漢字
小3
部首:⽰
11画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“祭文”で始まる語句
祭文