“さいもんがた”の漢字の書き方と例文
語句割合
祭文語100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
声が祭文語さいもんがたりのように錆びていたのと、足の悪いのはすぐわかったが、庭に飛降りたはずの曲者は、すぐ姿を消してしまって、多勢で捜したが、どこへ隠れたかわからなかった。
悪い洒落しゃれだ……と米友もあきれましたが、これというのも、あの祭文語さいもんがたりを聞いて昂奮したせいだろう。祭文が無暗に武勇伝を語って聞かせるのも考えものだと、米友が思いました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)