神鳥かんどり)” の例文
最初は明治二十九年のことで、正妻の入院中愛妾の神鳥かんどりみさほを引き入れた最初の夜に、伝次郎はみさほのために紙切刀かみきりがたなで頸動脈を切断され、みさほもその現場で自殺を遂げてしまったのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)