“神子上典膳”の読み方と例文
読み方割合
みこがみてんぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その雨の中を、ただ一書かきのこして、神子上典膳みこがみてんぜんは家の門を出てしまった。もちろん修行の旅へである。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その善鬼というのは、彼がまだ青年の頃、名も神子上典膳みこがみてんぜんといって、伊藤弥五郎一刀斎にいて修行に歩いていた当時——同じ師に付いていたこわ兄弟子あにでしだった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「すんでいない。みろっ。神子上典膳みこがみてんぜんはまだかくの如く健在だ。片輪者になってはおらぬぞ」
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)