“神変不可思議”の読み方と例文
読み方割合
しんぺんふかしぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明微洞察めいびどうさつ神のごとく、世態人情のいもあまいも味わいつくして、善悪ともにそのまま見通しのきくうえに、神変不可思議しんぺんふかしぎ探索眼たんさくがんには
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかし、悟浄は失望せぬわけにいかなかった。ほらの奥で巨鼇きょごうの背に座った黒卵道人こくらんどうじんも、それを取囲む数十の弟子たちも、口にすることといえば、すべて神変不可思議しんぺんふかしぎの法術のことばかり。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
その二十畳もあろう広間の反対側から現れたものとのみ思い込み、どうも神変不可思議しんぺんふかしぎなやつだと内心舌を捲きながら、一同、それぞれ剣にはずみをくれて、一挙にこの茨右近をほふり去るべく
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)