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祗園
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ぎおん
ふりがな文庫
“
祗園
(
ぎおん
)” の例文
熱いうちにも寂しい感じのする
百日紅
(
さるすべり
)
の花が咲く頃と成った。やがて、亡くなった子供の
新盆
(
あらぼん
)
、小諸の方ではまた
祗園
(
ぎおん
)
の祭の来る時節である。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
祗園
(
ぎおん
)
の祭には
青簾
(
あおすだれ
)
を懸けては
下
(
はず
)
し、土用の
丑
(
うし
)
の
鰻
(
うなぎ
)
も盆の勘定となって、地獄の釜の
蓋
(
ふた
)
の開くかと思えば、
直
(
じき
)
に仏の花も捨て、それに赤痢の流行で芝居の太鼓も廻りません。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
祗
漢検1級
部首:⽰
10画
園
常用漢字
小2
部首:⼞
13画
“祗園”で始まる語句
祗園団子