礼拝堂らいはいどう)” の例文
旧字:禮拜堂
作曲家ボルボラの助手として作曲にいそしみ、二十六歳の頃は、モルツィン伯の礼拝堂らいはいどうの音楽長として、最初の交響曲を作曲していた。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
礼拝堂らいはいどうの扉も調べたがみんな錠がかかっており、一枚の窓硝子も壊れていなかった。僧院の隅から隅までとり調べたが、猫の子一ぴきも出なかった。
きっと、あの下の礼拝堂らいはいどうにある、金と銀との着物をきた、美しい子供姿のイエスのことでも考えていたのでしょう。
彼のうちにはかつて何人にも認めることが出来ない生命の光があった。彼の宝玉ほうぎょくの如きオルガン傑作曲は、ウィルヘルム公の一風変った礼拝堂らいはいどうの不調和なオルガンで初演された。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)