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磨針峠
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すりはりとうげ
ふりがな文庫
“
磨針峠
(
すりはりとうげ
)” の例文
先以
(
まずもっ
)
て
磨針峠
(
すりはりとうげ
)
からこの山の下三里がところまで押しかけて、そこでかたまっている一まきが、こいつが
剣呑
(
けんのん
)
だということを御承知願えてえんでございます、そいつがみんな胆吹へ
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
このままで行けば、江州へ入って
磨針峠
(
すりはりとうげ
)
を越えて京都へ入るのであるが、前にもいった通り伊勢参宮をしたいのであるから、太田の駅から船に乗って木曾川を下って、勢州まで行くことにした。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
忠太郎 あッおかみさんは憶えがあるんだ(思わず膝を進め)顔に出たその
愕
(
おどろ
)
きが——ところは江州阪田の郡、醒が井から南へ一里、
磨針峠
(
すりはりとうげ
)
の山の宿場で
番場
(
ばんば
)
という処がござんす。そこのあッしは。
瞼の母
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
やがて渋いところで
政所
(
まんどころ
)
のお茶を一服いただき、お茶うけには甘いところで
磨針峠
(
すりはりとうげ
)
のあん餅、多賀の糸切餅、草津の
姥
(
うば
)
ヶ
餅
(
もち
)
、これらをばお茶うけとしてよばれ候上は右と左の分け使い
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
磨
常用漢字
中学
部首:⽯
16画
針
常用漢字
小6
部首:⾦
10画
峠
常用漢字
中学
部首:⼭
9画
“磨針”で始まる語句
磨針
磨針嶺
磨針太郎