磐石一座ばんじやくいちざ)” の例文
予は叫ばむとするに声でず、蹶起はねおきて逃げむとあせるに、磐石一座ばんじやくいちざ夜着を圧して、身動きさへもならねば、我あることを気取らるまじと、おろか一縷いちる鼻息びそくだもせず、心中に仏の御名みなとなへながら
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)