硝子鉢がらすばち)” の例文
黒眼鏡をかけた毛だらけの裸男はだかおとこが、硝子鉢がらすばちを冠って、直立不動の姿勢をとったところは、新式の河童かっぱだ。不図思いついて、彼は頭上の硝子盂を上向けにし、両手でささえて立った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)