“破邪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はじゃ83.3%
ハジャ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二頭の猛獣が、四ツに組んでお互のからだに牙を突き入れたときこそ、雪之丞が、今度こそ秘めた破邪はじゃの剣を下すべきときなのだ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
幾多の人の血あぶらに飽き剣鬼の手垢てあかに赤銅のひかりを増した利刀乾雲丸が、今宵からは若年の剣士諏訪栄三郎のかいなに破邪はじゃのつるぎと変じて
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その夜、宋江は、陣幕とばりに灯をかかげて、独り例の天授の「天書三巻」をひらいてみた。内に“破邪ハジャノ兵法”一巻がある。それには“破術破陣ハジュツハジンノ法”があり、また“回風返火カゼヲメグラシヒヲカエス法”も見えた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)